普段とあまり変わりは無いホグワーツ


そんなホグワーツの廊下を恐怖の表情を浮かべて全力疾走している一人の少年がいた


Although loved therefore it is・・


「く、来るな!!来るな来るな来るな来るな!!!!!」

その子の名はスリザリン生のセブルス・スネイプ
何故、そんなに逃げているのかというと…

「セーブールースーvV」
「ついてくるな!!」
「待ってよ〜♪」
「待てと言われて待つ馬鹿が何処にいる!!」
「セブルスが待てと言うなら僕なら待つよ☆★」

とセブルスに向けてウィンクをする
それをかわしてまだ逃げてぃる

「貴様は例外!問題外だ!!」
「そんなに照れなくても良いのに♪」
「誰も照れとらんわ!!」

走りながら会話を続けていく二人は端から見れば仲良しにしか見えない

「大体、何故着いてくるんだ!!」
「それはセブルスがお菓子くれないからだよ☆」
「菓子だと!?そんなものが我輩と何の関係がある!!」

手に持っていた魔法史の教科書を投げた
それは見事命中し、ジェームズは廊下に倒れた
その隙に素早く逃げ去り、ジャームズが来なそうな場所へ向かう

「っ・・はぁっ・・はぁっ・・」

その場に着くとストンと座りこむ
滅多に走らない為、とても疲れてしまったのだ

「・・はぁ・・・っ・・」

汗で服が湿っていた
羽織っていたローブを脱ぎ、それをタオル代わりに汗を拭いていた

「全く、あやつは・・」

ジェームズに追われ始めたのは、ちょっと前だった




魔法薬学の授業が終わり、自分の寮へと戻ろうとしていた
寮までの道を本を読みながら進んでいた
その途中で奴が話しかけてきたのだ

「セーブールースー♪歩きながら本読むと危ないよ〜?w」
「・・・」

奴の顔を見た瞬間、我輩は進行方向を変えた
持っていた本を閉じて早歩きしている
奴は同じように早歩きして後ろを着いてくるのだ
しかも、人の名前を連呼しながら・・

「セブルス!セブルス!セーブールースー!!ねぇー!!セ・ブ・ル・ス!!」
「なんなんだお前は!!人の名前を連呼しおって!!煩いぞ!!」

ウザイくらい呼び続けるので無視できずに後ろに振り向いた
我輩が振り向くと奴は気色悪いぐらい笑顔だった

「で、なんだ?」
「あvV やっと向いてくれた♪」
「・・・(怒」

奴の笑みを見た瞬間、きっと眉間に皺が一本増えただろう

「ねぇ、お菓子頂戴♪」
「・・・は?」

思ってもみなかった奴の言葉に驚いた
何を考えているのか我輩には全く解からない

「菓子だと?そんなもの我輩が持っている訳ないだろう」
「持ってないの?じゃあ、今から僕が何してもしょうがないよね♪」

奴はそういうと僕に近づいてきた
嫌な予感がしたので逃げようと後退りする
すると、突然奴が軽く小走りしだしたので我輩は当然のように逃げた




そして、今に至るのだ
全く、こんな何もない日に菓子など持っている訳がないだろう
それに我輩は甘いものは嫌いなんだからな

「全く・・・(怒」
「あら?どうかしたの??」

ビクゥッ!!

突然、後ろから声がした。その声から奴ではないことは確かだ
だが、回想に浸っていた所為か背後に誰かがいたのに気付いてなかった
後ろを見ると話し掛けてきたのはグリフィンドールのリリー・エバンスだった

「・・なんのようだ」
「いえ、ただ・・汗だくだったから・・」

何か言いたいが今は疲れて言う気力もない
エバンスに背中を向けると、溜息をつく声が聞こえた
それにも何も言わない。というか、言ってもどうせはぐらかすので止めたのだ

「ねぇ、セブルス?」
「・・・」

何も言わず、体をリリーに向ける

「今日何の日だか解かってる??」
「・・・は?」

今の自分の表情は先程、ポッターに突然、菓子をせがまれた時と同じような顔だろう
彼女の顔を見ると面白かったのか解からないが笑っていた

「何が可笑しい」
「だって貴方すごく・・ぷっ」
「・・・(怒」

フツフツと怒りが込みあがってくる
どいつもこいつも何故我輩に付き纏うんだ・・全く!!

「だからジェームズ達に絡まれるのよ」
「どういう意味だ!!」
「まぁ、そこが可愛いんだけれどね♪」

コイツもアイツと一緒で全く掴みきれない
大体、人の話を無視するなど最低の奴等だな(人のこと言えない
これだからグリフィンドールの奴等は嫌いなんだ!!
何が勇敢だ!!無視の何処が勇敢なのだ!!

「・・・ルス・・・・セブルス!!」
「なんだ」

突然大声で呼ばれ内心驚きつつ、平然を保ちながら返事を返す
するとエバンスは気味の悪い笑みを浮かべると、しゃがんで我輩の顔に近づいてきた
その行動に驚き素早く離れた

「あら?どうかした?」
「な、な、な・・」
「もしかして・・初めて?」

自らの唇に手を当てながら微笑んでいた
その笑みはまるでどっかの馬鹿に似ていると思った
言い返したかったが驚いて言葉が全く出てこない
なんて情けないんだ・・

「ねぇ、セブルス〜。初めてだったの??」
「ど、どっちでも良いだろう!!」
「良くないわ。もし初めてだったらジェームズに申し訳ないし・・」

なんて事を言い出すんだこの女は!!
大体なんで我輩のファーストキス(言って恥ずかしい)が奴に関係あるのだ!!
まぁ、奴とは幾度の夜を共に・・・・って!!何を思い出そうとしているのだ!!我輩は!!

そんな事を考えているうちにどんどんセブルスの顔は赤く染まっていった
その反応を凄く楽しでいる様子のリリーはもっと悪戯したくなる

「そんな顔されたら・・もっとしたくなっちゃうじゃないw」

きゃっと頬を赤らめながらリリーは言った
その言葉にもっと顔が赤くなったのが解かる

「や、や、やめろ!!エバンス!!」

真っ赤に染まりながら彼女を押して立ち上がると脱兎の如く逃げた
直ぐに彼女も立ち上がって追いかけてくる
エバンスから逃げていると、先程追いかけられていたジェームズと遭遇してしまった
そして奴からも追われることになり我輩は死ぬ気で逃げる
捕まればどうなるのか予想がつかない。というか、我輩の体が拒絶反応を起こしているのだ


こうして我輩の素晴らしき放課後は今日も過ぎていく・・
そして次の日から、セブルスは授業が終わると直ぐに図書室へと向かって『呪い』の本を読み漁るのだった


+END+

良し!頑張ったぁ!! こんなオチで良いですか?
つーか、ちゃんと『ジェ→セブ←リリー』ってなってます??
一応、この中の設定ではハロウィンなんです。出てきてないけど・・
だからお菓子なんです!!だからこう悪戯しようと・・ね!!
誤字・脱字あったら言ってね♪
題名の和訳は『愛するが故に・・』ですw


それではサンクス2000HIT(?) 木目葵サマw

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送